足の構造と問題
2015.09.09
足の構造
人の足には28個もの骨があり両脚では56個になります。全身の骨の数は206個なので実に1/4の骨が足にあることになります。ここからも、足の構造が緻密で高度調整が可能な作りになっていることがわかります。
☆3つのアーチ構造(土踏まず)
この機能は歩行の様々な場面で適切な状態へと変化し、衝撃吸収、バランス、蹴りだしなどの役割を果たします。
☆足趾(足のゆび)
足趾は前方でのバランスをとり、地面を蹴る役割が有ります。
これらの機能が偏ったり崩れる事で、足や体に様々な問題を引き起こします。
人間にとって足は建物でいう基礎にあたり、体が倒れないように支えています。この上に立つ体が建物という事になりますが、基礎が悪いと傾いたり、崩れてしまいます。人の体も足の状態が悪くなるとその上にある脚、骨盤、背骨へと歪みが連鎖します。
足の問題
人は一日に数千歩も歩きます。その一回の動きにごく小さなズレがあったとしたら一日で数千回のズレがおこります。チリも積もれば山となり、この小さなズレの繰り返しにより身体は少しずつダメージを蓄積し歪みや痛みの症状が現れます。
有名な症状をいくつかご紹介します。
扁平足
昔から多くの人が知っている足の問題の一つです。
扁平足とは、アーチ構造(土踏まず)が潰れてしまい、足の剛性が保てなくなった状態の足のことです。バランスが取りにくく不安定になり、蹴り出しも弱くなります。足が疲れやすく、足裏やアキレス腱の内側、スネの内側などの痛みを訴えます。膝にも内側が伸びるストレスをかけ続けるため膝の内側の痛みにも繋がります。スポーツ選手では前十字靭帯の損傷リスクを高めます。
外反母趾
女性に多いとして有名な症状です。親指が付け根から外側に向って開き、付け根の痛みや変形を呈します。症状が悪化すれば歩く事も困難になり、靴の当たりが痛むため靴を履く事すら苦痛になります。パンプスやヒールが悪いとされてきた外反母趾ですが、全ての原因がパンプスやヒールではなく「足に合わない」パンプスやヒールを履く事で症状が悪化します。パンプスやヒールに限らず大きい靴を履く事が外反母趾の原因になります。
捻挫癖
何度も繰り返す捻挫。癖になったせいだと思っていませんか?捻挫をしやすくなっている足にも原因があります。患者さんの検査をすると外反母趾よりも多くみられる「内反小趾」です。小趾の機能が低下し、外側にバランスを崩した時に小趾での踏ん張りが利かなくなっているためそのまま捻挫をしてしまう。この機能低下によって捻挫をしやすくなっています。
これらはほんの一部で、この他にも様々な症状があります。その多くは足と靴とインソールのフィッティングにより症状が改善または消失します。
インソールの機能
足の構造と問題で説明したとおり、足の機能が損なわれることで様々な障害が起こります。インソールは足にあるアーチ構造を特殊な凹凸のあるパッドでしっかりとサポートし、足の上に乗っている骨盤や背骨、頭のバランスを矯正する役割があります。また、崩れてしまった歩行を意図的に「美しい動き」へとコントロールし、足と靴のトラブルで起こる様々な問題を解決します。
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